PBP

SDGsに対するPBP財団の貢献~武蔵野大学学生インターンが考察

SDGsに対するPBP財団の貢献~武蔵野大学学生インターンが考察

PBP財団では、武蔵野大学からの要望を受け、同学の2020年度グローバルリーダーシッププログラムの実施に協力しています。2020年11月からはじまった6回のオンライン事前学習を経て、2021年2月15日より、8人の学生インターンの受入れを開始しました。

新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言が発令され、財団事務所および会員企業様でのインターン生受入れは困難ですが、オンライン会議を活用し、弊財団の活動に付加価値を与える活動に取り組んでもらっています。

今回は、PBP財団が行なっている事業が、2015年9月に国連で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にある、SDGs(持続可能な開発目標)の17のゴールと169のターゲットに、どのように貢献しているのか、武蔵野大学のインターン生に検討してもらいました。以下は、インターン生による考察結果です。財団の事業が、SDGsの15のゴール達成に取り組むものだと指摘しています。

◆◆◆◆◆

目標1 貧困をなくそう

このPBPのプロジェクトで使用しているオーガニックコットンは従来のものに比べ、種・農薬などの費用が「低コスト」であるため農家の人たちからすると大きな利点である。これらにより、綿花栽培の効率をあげることができ、結果として貧困を少しずつではあるが減らすことができている。

目標2 飢餓をゼロに

この目標は1つ目の目標にある貧困をなくすと言う目標をクリアした延長上にある。そのため、1と同様に現地の人がエコセンターなどで低コスト技術を学び、学んだ上でオーガニックコットンを利用することで土壌肥沃向上し他の野菜などが育つことにより、飢餓の人数を減らすという形で貢献している。

目標3 すべての人に健康と福祉を

インドにおける有機綿花栽培への移行と土壌肥沃度向上と植物保護に必要な支援を行なっている。農家の能力構築を進めるためにアドバイスを提供し、研修などの制度を確立していることから、土壌の性質改善や収穫量の向上につながり、土壌汚染による死亡及び疫病の件数を減少させることに貢献している。

目標4 質の高い教育をみんなに

インドで就学を続けることが難しい学生に対して、奨学金を給付することによってそれをサポートしている。また、一度学校から落第した子どもたちが学校に入り直せるようにブリッジスクールを設立し、子どもたちの動機付けを行なっている。これにより質の高い教育を提供できることに貢献している。

目標5 ジェンダー平等を実現しよう

女性が行うことのできる仕事としてSTICH BY STICHという活動を通して、刺繍を教え、収入や生活の向上、女性の自立支援に取り組んでいる。また、若い女の子たちと女性が選ばれ、服作りの技能を教える活動や、新しい事業に関与して政府との繋がりを得て、仕立て屋さんで働くなどの働く場の提供支援に貢献している。

目標6 安全な水とトイレを世界に

有機栽培に切り替えることにより、農薬や化学肥料を使わず、持続可能な管理に貢献している。また、遺伝子組み換えの種よりも遺伝子組み換えでない種は水の使用量を減らして栽培することが出来るため、水の効率的利用に貢献している。

目標8 働きがいも経済成長も

当財団は、物理的距離から公的支援を受けられない先住民居住地域の綿花栽培農家を対象に、有機農法の研修を行っている。農家の生産力の向上、そして所得の増加は、賃金を安定にし、強制労働と児童労働の廃止に貢献できる。また、化学肥料や農薬の使用量削減は、農家が安全な環境での労働を可能にする。

目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう

有機農業の転換への過程で、協同組合レベルの4つのエコセンターとCORCCなどにより、様々なタイプの農法展示の確立を支援し、農家が低コスト技術を採用する動機付けを起こすことに貢献することで、包摂的かつ持続可能な産業化を促進し、ITセンターの設立及び運用により、イノベーションの推進を図る。

目標10 人や国の不平等をなくそう

綿花栽培農家の子供たちの生活スキル開発として、奨学金による就学支援や現地の若い女性たちへ、チェトナによる2カ所のセンターでの服の仕立てに関する技能を磨く機会を与えることに貢献し、不平等の是正、すべての人々の能力強化及び社会的・経済的包含の促進及び機会均等の確保を図る。

目標11 住み続けられるまちづくりを

PBPでは、有機綿花栽培への移行支援を通し、農家の人々の健康及び、持続可能な生産を支え、居住に貢献している。また、女性には家庭菜園やヤギ飼育などを促進し、持続可能な生活を支援している。教育支援やMAAD活動により、文化保全や子供たちの可能性を広げることに尽力している。

目標12 つくる責任、つかう責任

アパレル業界では“大量生産・大量消費”が問題視されているが、PBPでは、有機栽培支援をすることで、農薬の使用を抑え、CO2排出削減に貢献している。チェトナでの研修・見学を通して、農家の能力を高めることで学びの定着を図り、農家の持続可能な学習を促進するとともに、持続可能な生産を支えている。また、技術開発支援により、農業関係者の工作コストの削減と生産性向上し、多くの農場で土壌肥沃度は改善し、収穫量の向上にもつながり、有機栽培の形態確保に貢献した。

目標13 気候変動に具体的な対策を

貧困地域を拠点に農業技術の教育を行っている。農業をする上で気候変動にどう対応するかを理解することは重要だ。よって農業技術の学びを通して気候変動に適応する知識を提供している。さらにオーガニックコットンは地球温暖化改善にも影響を与える研究結果もあるため適応と改善の両面で貢献している。

目標15 陸の豊かさも守ろう

土地の劣化を防ぎ、回復させるためにPBPでは土壌試験を行っている。土壌肥沃度を高めると作物は栽培しやすくなり、作物の生産性向上に繋がる。また、作物や植物を増やすことは生態系維持に繋がる。

目標16 平和と公正をすべての人に

PBPでは農家の生計向上のために有機綿花栽培への移行支援を行ってきた。有機栽培を実施することで農家の能力構築や綿花やその他の作物の生産性を高めることになる。安定した生活を送れるように支援することは、虐待を減らすことになり平和な社会形成に貢献する。

目標17 パートナーシップで目標を達成しよう

インドで生産されたコットンを用いて衣服などを作り、先進国で販売している。この利益の一部はインドの人々の手元へ届く。つまり財源の幅を広げるという点で目標17に貢献しているといえる。

pagetop